起業すると成功への近道を探すことになります。具体的には相談できる人、効果がありそうなサービスなどを探すわけです。探さなくても近寄ってくることも多いですよ。経営、ビジネス…そんなワードがつくサロンやスクールの勧誘、SEO、WEB、SNS…そのワードがつく支援サービスもたっくさん現れます。体験・入会フリーでもその後ろにあるのはもちろん有料の何か。
お誘いが届くものは当然どれも良いものですという設定。たぶん良いものなのでしょう。言葉巧み(たくみ)に何の効果が期待できるのかご説明がされるものもあるし、口八丁(くちはっちょう)でとにかく良いんですと押し切ろうとするものもある。自分に似合ってるかな?今必要なの?と自問自答できる余裕がないとそこはフラ〜ッと吸い寄せられちゃう。すごい武器を見せられると人は戦略よりも戦術に頼りがちになりやすい。
「自己投資は必要です」 これ便利な言葉でよく聞ききますね。「私のマネしちゃいなさい」 「儲かる仕組みがついにできました」 よりはマシかな。過去にご招待されたビジネス交流会では 「仕事を紹介し合って初月から200万円受注!!」 とどこかの紳士が熱弁しておられた。ネットサービスだと業界初、満足度1位、何とかを受賞! 30%オフは今月末まで!とか。そういうセールストーク、タイトルネームを教えるコンサルティング屋さんもいらっしゃるわけで上手ですね。でも万能じゃないので期待通りの成果が出にくいことはある。つい不満を口にしたならば謝ってはいないけど謝罪風に「そう思われたことについては残念です」 「引き続きご意見をいただけますよう」という便利なコメントでやんわりクールダウンさせられるわけです。失敗した時のケアもパターン化されていたりする。
ファッションもそうだけど流行でも自分にフィットするかは別。例えば素のままじゃダメでダイエットしたら似合うのか、お化粧したら似合うのか、整形しなきゃいけないのかという疑問がすぐ湧いてくる。否定ばっかりじゃ進まないけど、それってどのくらい努力したら自分に似合うサービスになるのか(期待値に近づくのか)。ビビリな私は、その話しが理想なんでしょうか?現実できるものなんでしょうか?といつも頭ん中で換金率を考えながら聞いてます。だから疲れるんだな。
やってもいいけど違う道だと気づいた時にブレーキかけて進路変更できる判断と勇気など。メンタル面というのかな、それらは大事。時に損切り。ま、でもダラダラ続けちゃうことの方が多いけども。
道標となるメンターが見つかればいいけどね。