売上が不安定だと心はブレる。現金が減る現象はすごく心がやられる。だから最速でヘッド商品を立ち上げると楽になるわけですね。
メンタルは売上で守る
事業スタート後のメンタル最強薬は「受注→入金」。しかも毎月ちゃんと入ってくるやつ。だからまず狙うのは、ヘッド商品=主力商品(売上の柱、家計でいえば大黒柱)。一方で、テール商品=付帯商品(アップセル/クロスセルを生むやつ)も並行して育てる。どちらも大事ですが最初に立てるのは柱のほう。
良く聞くキーワード
ヘッド商品:売上と粗利の多くを占める主力。この販路ができてしまえば次のテール商品も紹介しやすくなる。
テール商品:1点あたりは小粒でも追加購入いただけるものが良い。品揃え×長期でじわっと貢献するのがロングテール。ECと相性◎。
パレートの法則:上位2割が売上の8割を作る“あの定説”。主力顧客×主力商品を早く見つけて育てるのがセオリー。
順番通りやってみる
- 商品候補を3本くらい立てる(仮説)
ニーズ/粗利率/調達リードタイム/リピート性で評価して主力を絞りこんでみる。 - 仕入れ・供給の確保
小ロットで仕入れができるもの。紹介・展示会・譲渡など複線で探し当てる。追加発注できる段階で値引き交渉してみる。 - 同時多発アクションで見込み創出
飛び込み営業、ダイレクトメール、SNS広告など同時多発で実行してみる。 - テスト販売&指標で判定
- 問い合わせ件数
- 粗利(率、額も見る)
- 売掛回収(入金までの時間)
- リピート率(次があるかを判定) - 勝ちパターンに再投資(ポートフォリオ更新)
当たったヘッドの利益を、広告・在庫・LP改善・事例づくりに再投資する。結果としてヘッドが入れ替わることも、テールが太ることもある。——それ正解としよう。コツコツ回そう。
注意すること
- 横展開を焦る。当たる前に分散して、何も当たらない。
- 原価しか見ない。粗利額と回収日数など判定すべき項目を減らす。
- 客層ズレ。何の不が問題であり、どのように解決するのかがボヤけてる。
- 単発受注の中毒。瞬間最大風速の受注を経験すると酔ってしまい依存する。

柱を立て、その柱で次の柱を育てよう。