保育分野における物販事業。取引をしているうちに別の案件をいただけるのは営業の成果である。これはとても良いことなのだが、勉強不足からダメージを負ってしまった話し。クリスマス会のプレゼント企画を受注し、予算内で収めるため海外から玩具を輸入することにした。

 調査不足 

ご予算額からして中国製品を頼ることになり数百個を手配。商品はプラスチック製のおもちゃで、すっごくシンプルな商品だが、幼児が口にする可能性もあるので食品衛生法に従い検査をする必要がある。これがなかなかの出費であった。

・上海からの輸出:株式会社OCSに通関業務を委託
・輸入食品等試験検査:一般社団法人日本文化用品安全試験所(通称ブンカケン)に検査を委託

・在庫は検査目的で何個か無条件に破壊される
・運よく破壊を免れた在庫を返してもらうには着払い発送
・外観は同じでもカラーリングが違えば別商品として検査必須
・保管倉庫からのサンプル抜き取りは2社から手数料請求が発生
・時間短縮のため特急検査にすると費用x1.5倍

 色が違うと別商品 

カラーリングが違うと別商品とみなされるのはショックだった、痛い!今回は4種のカラーパターンがあったので検査費用x4倍。しかも納期に間に合わせるため特急費用x1.5倍の請求(泣)。

OCSさんもブンカケンさんも決められたことを順番に処理するところなので事前にいろいろ親身に教えてくれるわけじゃない。少し進んでは確認質問が入り、少し進んでまた確認質問。そんな感じなのでモノは上海から2日くらいで日本着荷したものの、日本で2週間以上の足止め。納期が迫っていたので検査特急を頼んだら費用x1.5倍増しになった。まぁルールなので誰が悪いわけでもない。幸い、進捗は質問すれば確認はできた。

むむむ〜、今回はサンタの衣装・トナカイの鼻のように真っ赤なビジネスであった。ま、子ども達が遊んでくれればいいね。